アンティーク　ジュエリーボックス
1800年代後期のフランス製、立脚アンティークジュエリーボックスです。

ローズ掛かった琥珀色の厚さ約7ミリのガラスはエッジに面取りが施され、光が屈折しきらきらと輝きます。
細かな細工の真鍮のゴールドフレームは長い年月により程よく色褪せ、アンティークらしい風合いが出ています。

ヨーロッパの国々は昔から互いにデザインなど文化の影響を受けてきましたが、この年代の製品にはイギリスヴィクトリア朝の影響が色濃く見られ、華やかで優美な装飾が多様されています。

ジュエリーボックスには希少な大振りのサイズ。
ディテールの一つ一つが時代を感じさせ、いつまでも眺めていたくなる美しさです。


真鍮に施されたレリーフの細かさはまさに芸術品。


優雅な猫足です。


蝶番により、開閉はスムーズ。


蓋の前部には留め具があったと思われる跡があります。


フレームの若干の歪みにより、蓋を閉めた際に少し隙間ができます。


上部ガラスの一部に欠けが見られます。このためガラス部分が動きますが、フレームでしっかり取り囲まれているため、外れることはありません。


内部の様子です。ベルベットの底敷きがはめ込まれています。


裏から見てみました。ベルベットを留めるフレームエッジにまで、細かなレリーフが。

■生産国■　フランス
■年　代■　1870〜1880年
■サイズ■　高さ：11.5cm
　　　　　　最大幅：8.5cm　　　
attention :
- 古いお品ですので写真をよくご確認の上、ご検討下さい。
- 経年によるキズ、ヨゴレ等ある場合がございます。
- 写真と実物は色合いなど多少異なることがございます。ご了承ください。
- 撮影小物等は含まれません。